PHPの組み込み関数まとめ|初級試験(第5章)で頻出の関数一覧

組み込み関数(第5章)は、関数の役割だけでなく「引数の順序」「戻り値の型」まで問われるのが特徴で、 暗記要素が多いぶん対策すれば確実に得点源にできる分野です。 文字列関数・配列関数の知識は、他の章のコード読解問題を解く土台にもなります。 この記事では試験でよく出る組み込み関数を分類別に整理します。 章別の出題比率は出題傾向の分析記事をご覧ください。

文字列関数

関数説明
strlen()バイト数を取得(マルチバイト文字はmb_strlen()
substr()部分文字列を取り出す
str_replace()文字列を置換する(引数は 検索, 置換, 対象 の順)
strpos()文字列の位置を検索(見つからないとfalse
explode() / implode()文字列⇔配列の相互変換
trim()前後の空白を除去する
str_contains()文字列を含むか判定(PHP8で追加)

文字列関数は単独記事で詳しく解説しています → PHPの文字列関数まとめ

配列関数

関数説明
count()要素数を取得する
array_push() / array_pop()末尾への追加/末尾から取り出し
array_merge()複数の配列を結合する
array_keys() / array_values()キーの一覧/値の一覧を取得
in_array() / array_search()値の存在確認/値からキーを検索
sort() / rsort() / asort() / ksort()昇順・降順・連想配列の値・キーで並べ替え
array_map() / array_filter()各要素への関数適用/条件を満たす要素の抽出

配列関数は単独記事で詳しく解説しています → PHPの配列 完全ガイド

数学関数

ceil()(切り上げ)とfloor()(切り捨て)、 round()(四捨五入)の違いは頻出です。戻り値がfloat型である点も覚えておきましょう。

abs(-5);       // 5(絶対値)
ceil(4.2);     // 5.0(切り上げ)
floor(4.8);    // 4.0(切り捨て)
round(4.5);    // 5.0(四捨五入)
max(1, 5, 3);  // 5
min([2, 8, 4]); // 2(配列も渡せる)

日付・時刻関数

date()のフォーマット文字(Y=4桁の年、 m=2桁の月、d=2桁の日、 H=24時間表記の時 など)はそのまま出題されます。 strtotime()で日付文字列をタイムスタンプに変換する使い方もセットで押さえましょう。

echo date('Y-m-d');          // 現在日付(例: 2026-07-14)
echo date('Y/m/d H:i:s');    // 2026/07/14 10:30:00 のような形式

$timestamp = strtotime('2026-07-14');
echo date('N', $timestamp);  // 2(火曜日。月曜=1〜日曜=7)

変数を検査する関数・言語構造

isset()empty()の判定の違い、 is_int()is_string()などの型判定は定番の出題テーマです。

$value = '0';

isset($value);    // true(変数が存在しnullでない)
empty($value);    // true('0'は「空」と判定される点に注意)
is_string($value); // true
is_int($value);   // false(数値風の文字列でも文字列は文字列)

試験の引っかけポイント

① 負の数のfloor()/ceil()は直感と逆になる

floor(-4.2)-4ではなく-5です。 floor()は「より小さい整数へ」、ceil()は「より大きい整数へ」と方向で覚えましょう。

floor(-4.2);  // -5.0(より小さい整数へ切り捨て)
ceil(-4.2);   // -4.0(より大きい整数へ切り上げ)

intdiv(7, 2); // 3(整数除算)
7 % 2;        // 1(剰余)

② sort()の戻り値は並べ替え後の配列ではない

sort()系の関数は引数の配列そのものを参照で並べ替え、戻り値は成功/失敗の真偽値です。 「戻り値を受け取った変数に並べ替え結果が入る」と誤解させる出題が定番です。

$numbers = [3, 1, 2];

$result = sort($numbers);

var_dump($result);   // bool(true) ← sort()の戻り値は真偽値
print_r($numbers);   // [1, 2, 3] ← 配列そのものが並べ替えられる

③ 引数の順序が紛らわしい関数に注意

str_replace(検索, 置換, 対象)explode(区切り文字, 対象)in_array(値, 配列)array_search(値, 配列)など、 引数の順序を入れ替えた選択肢が頻出します。実際にコードを書いて手に覚えさせるのが確実です。

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